伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は10月24日、デンソーの基幹系の海外DRシステムを受注したと発表した。
製品については、IBMの「IBM Power Systems」および「IBM i」を採用し、本社とシンガポールのデータセンターにそれぞれ導入し、2極化を実現する。現在構築作業を進めており、2014年2月にカットオーバーの予定。
デンソーの一部の基幹系システムでは、海外向けの専用機を本社に設置。震災などの影響により本社に設置しているシステムおよびネットワークの停止やデータ消失が発生した場合、システムとデータは本社だけに存在するため、海外拠点からのシステムへの接続とデータ復旧ができなかった。
今回、DR対策として、デンソーでは同じ専用機をシンガポールにも設置。本社のシステムおよびネットワークの停止やデータ消失が発生しても、シンガポールと2極化しているため、海外拠点からのシステム利用が可能となる。