英国の鉄道インフラを保有・管理するネットワーク・レールは10月18日、英鉄道の9月15日~10月12日の定時運行率が92.1%だったと発表した。
定時運行率は通勤路線で定刻から5分以内、長距離路線で10分以内に目的地に到着した列車の割合を表しており、ネットワーク・レールが毎月発表している。今回は前期(8月18日~9月14日)、また前年同期に比べて0.2%下がった。
鉄道会社別では、ロンドン近郊路線を運行する「c2c」が97.8%でトップ。同社は今年度第2期(4月28日~5月25日)以降トップの座を維持している。最下位はイングランド北部を運行する「ファースト・トランスペナインエクスプレス」で87.8%だった。
「c2c」は大手バス会社「ナショナル・エクスプレス」系列の鉄道運行会社。同社は2012年度の定時運行率1位で、特にロンドン五輪期間中は98.8%と高い定時運行率を記録している。
ネットワーク・レールによると、英国では1日約2万4000本の列車が運行されている。