【WRC 第11戦】ローブ、最後のラリーはロールアウトでリタイア

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セバスチャン・ローブ
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  • ロールアウトしたローブのシトロエンDS3

WRC ラリーフランス第3レグの朝のオープニングステージ(第15ステージ)で、シトロエンDS3を運転するセバスチャン・ローブが雨に濡れた路面でスライドし、そのまま溝に落ちて車をロールさせてしまい、リタイアとなった。

このラリーでWRCから完全に引退する9度の世界タイトルを獲得したフランス人ドライバーは、この日のレースをトップから5秒差の4番手でスタートしたが、彼のチャレンジは第15ステージのわずか1キロメートルの地点で終了してしまった。

「僕は速い右カーブでリアのコントロールを失い、それから僕達はスピンして溝に落ちた。それでレースは終わりとなった。僕の最後のラリーを完走したかったことは確かだが、計画通りには行かなかったね」とサービスエリアに戻ったローブは語った。

ローブは次のシーズン、シトロエンからワールド・ツーリングカー・プログラムに参加することとなる。

「僕はこのレースの状況を幸せに感じていないが、チャンピオンシップの為に運転していなかったので、ポイントは必要なかった。ただ、観客とチームには申し訳ないと感じている。多くの観客達がステージで待っていて、僕は皆の前を通過できなかったからね」と彼は残念そうに付け加ええた。

《河村兵衛》

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