ドイツの自動車大手、ダイムラーは10月1日、メルセデスベンツ乗用車の新工場をブラジルに建設すると発表した。
新工場の建設に、ダイムラーはおよそ1億7000万ユーロを投資。2016年の初頭から、次期メルセデスベンツ『Cクラス』と新型SUVの『GLA』を組み立てる。年産台数は最大で2万台を計画。
今回のブラジル新工場の建設は、メルセデスベンツの2020年に向けた中期経営戦略の一環。ブラジルで生産した次期CクラスとGLAは、成長著しいブラジルや南米各国で販売される。
また、新工場は、およそ1000名の新規雇用を創出。サプライヤーまで含めた間接雇用は、およそ3000名を見込む。
ダイムラーのメルセデスベンツ乗用車&商用車の生産担当、Andreas Renschler取締役は、「ブラジルは将来の重要市場。現地生産によって、競争力を持って挑む」とコメントしている。