常石造船は、多度津工場を今治造船に売却することで合意した。
常石造船は、海外工場を生産の主力と位置づけた経営を推進している。最近の厳しい経営環境を踏まえ、現在、国内2工場に分散する経営資源を本社1工場に集約することで、経営効率の向上を図るため、多度津工場を売却することを決定した。
常石造船は、多度津工場に関する事業を2013年9月1日付けで、完全子会社である多度津造船に吸収分割の方法で移管した上で、2014年12月末日付けで、常石造船が保有する多度津造船の全株式を今治造船に譲渡する。
2013年9月1日以降、多度津造船は、常石造船から受注した船舶の建造を2014年末まで継続する一方、今治造船から受注した船舶の建造も並行して行う予定。