JX日鉱日石エネルギーは5月27日、中京圏初となる、ガソリンスタンド一体型水素ステーション「神の倉水素ステーション」を名古屋市にオープンした。
同水素ステーションは、今年4月に神奈川県海老名市に開所した「海老名中央水素ステーション」と同様、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と水素供給・利用技術研究組合(HySUT)の共同実証事業の一環として、市街地では初めてとなる70MPaの水素充填を、ガソリンスタンド敷地内で行うもの。
神の倉水素ステーションでは、ステーション内で水素製造装置によりLPガスから水素を製造し、蓄圧器(ボンベ)に貯蔵するオンサイト方式を採用。また、ステーションの水素供給設備は、「ダウンサイジング・省スペース化」「ローコスト化」を目指して新たに開発したパッケージ型設備で、今後の水素ステーションの建設コスト低減につなげていきたいとしている。