ルネサスエレクトロニクスが9日発表した2013年3月期通期連結決算は、最終損益が1675億円の赤字となり、最終赤字は8期連続、赤字幅は前期の626億から1000億円以上拡大した。
連結売上高は同11.0%減の7857億6400万円。一部事業縮小の影響や、主要顧客である日系セットメーカー向けの売上減少などが主な要因。
営業損益は232億1700万円、経常損益は268億6200万円のそれぞれ赤字。前期に比べ赤字幅は半減したが、事業構造改善費用などで1271億円の特別損失を計上したことで、最終赤字は拡大し、1675億円となった。
また今期の業績予想については、中期展望を含む業績予想を策定中であるとし、開示を見送った。