川崎重工業は4月25日、2013年度~2015年度を計画期間とする「中計2013」を策定した。
今回策定した「中計2013」は、2012年度までの事業環境の変化や自らの足取りを振り返るとともに、最終年度となる2015年度が2010年に策定した「Kawasaki 事業ビジョン2020」に向けた折り返し地点に位置することを意識して策定した。今回の中期経営計画での取り組みがビジョン実現の成否を左右するという認識に立って描いた今後3年間のアクションプランとなる。
重点施策では、ソリューションの提供、既存事業の領域拡大、成長市場に向けたグローバル展開の加速、新製品・新事業の早期事業化、既存事業の競争力強化などを掲げる。
数値目標では、2015年度の売上高1兆6000億円(2012年度実績=1兆2888億円)、営業利益900億円(同=420億円)、経常利益850億円(同=393億円)を目指す。
株主還元では配当を安定的に継続するとともに、中長期的な連結配当性向の基準を30%に置く。
中計期間中の設備投資計画は年平均700億円、研究開発費年平均460億円を投じる。