国土交通省は4月2日、昨年4月の関越道高速ツアーバス事故を受けた「高速・貸切バスの安全・安心回復プラン」をまとめた。
事故を受けて設置した4つの検討会報告書を踏まえて、2013~2014年度の2年間にわたって報告書に盛り込まれた措置を実施し、事故の再発防止とバスへの信頼回復を図る。
具体的には、今年7月末までに現行の高速ツアーバスを「新高速乗合バス」に移行し、ツアーバスを企画する旅行会社に乗合バス事業の許可を取らせ、運行の一部を貸切バス事業者に委託できる制度に改める。
新制度に移行した事業者に対しては、運輸安全マネジメントの実施を義務付け、移行後1年間を集中チェック期間として、安全管理体制や法令遵守状況などを確認し、安全運行を徹底する。