国土交通省、道路と線路を走行できる「デュアル・モード・ビークル」の普及導入を促進

鉄道 行政
JR北海道で試験導入されたDMV(参考画像)
  • JR北海道で試験導入されたDMV(参考画像)
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  • JR北海道で試験導入されたDMV(参考画像)

国土交通省は、道路と線路の両方を走行できる「デュアル・モード・ビークル」(DMV)の導入・普及を促進する。

鉄道は、地域住民の通学・通勤や高齢者などの移動の足としてや、地域の経済活動の基盤として、重要な役割を担っている。しかし、沿線の人口減少やモータリゼーションの進展により、旅客数の減少傾向が続き、鉄道事業の存続が困難な状況となっている路線も数多い。

こうした中、現在、実用化に向けて開発が進められているDMVは、鉄道に比べて低コストで運行できる。道路と線路の両方を走行できることから、地域公共交通の活性化、利便性の向上を通じて、地域の再生・活性化を図るとともに、地域での観光の新たな魅力として活用できる可能性がある。

このため、DMVの活用方法、導入・普及方策について、営業運行が技術的に可能であることを前提に検討し、広く情報を共有することを通じてDMVの導入・普及の促進を図るための検討会を設置する。

検討会では、DMVの開発、開発状況についての調査や、これまで実施されたDMVの実証運行を検証する。2013年度夏ごろに中間とりまとめを行い、2013年度末に最終とりまとめを行う。

《レスポンス編集部》

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