21日午後9時ごろ、広島県広島市安佐南区内の山陽自動車道下り線で、走行中の大型トレーラーから積荷の鉄板4枚が落下する事故が起きた。このうち3枚は第1車線に落下。1枚は後続車に接触したが、人的な被害は無かった。
広島県警・高速隊によると、現場は広島市安佐南区川内5丁目付近で片側2車線。大型トレーラーは大阪から九州方面に向けて走行していたが、現場付近で荷崩れを起こし、荷台に積載していた鉄板(1枚あたり約1トン)のうち4枚が落下。このうち3枚が第1車線上に散乱。落ちかかっていた1枚が後続の乗用車に接触した。
後続車は小破したが、運転者にケガはなく、落下に巻き込まれた他車両もなかった。警察ではトレーラーを運転していた尾道市内に在住する47歳の男性から事情を聞いている。
広島県内では先月にも同様の積荷落下事故が発生し、2人が死亡していることから、警察ではトレーラーで輸送する事業者に積荷を適切に固定するように呼びかけるなどしている。