日本自動車工業会や日本自動車部品工業会など自動車4団体による賀詞交歓会が1月7日に都内で開かれ、豊田章男自工会会長は挨拶のなかで「モノづくりの代表選手として日本経済再生の中軸を担っていきたい」と、新年の決意を語った。
賀詞交歓会には自動車業界や政府関係者ら約1300人が出席、昨年末に発足した新政権からは関係閣僚のほか安倍晋三首相もかけつけた。豊田会長は新政権の経済運営に期待を表明するとともに、「今こそ自動車産業の底力を発揮し、魅力的なクルづくりと新しい価値の創造に最大限の努力を注ぎたい」と述べた。
一方で、政府が作業を本格化した2013年度の税制改革については、「顧客に過重な負担を強いている車体課税の抜本的な見直し」を求め、業界としては「自動車取得税と自動車重量税の廃止を強く求めていく」と強調した。