国民車メーカー、プロトン・ホールディングスは12月11日、国営石油会社ペトロリアム・ナショナル(ペトロナス)のエンジン開発部門、ペトロナス・テクノロジー・ベンチャーズを6300万リンギで買収することで合意、契約を締結した。
プロトンは契約により、ペトロナスが持つ全てのエンジン技術及び特許、セランゴール州バンギの工場、機材を取得する。取得するのは117の特許を持った7つ以上のエンジン技術。
来年の第3四半期に新しいエンジンの量産を開始する予定だ。軽量化され環境に配慮したエンジンや、ターボ・チャージャーを採用した排気量2.0リットルと2.2リットルのエンジンを製造する。またプロトンが開発した「Campro」も改良する計画だ。ロータスやプロトンのスポーツカーにも新たなエンジン技術を搭載するため検討を行っている。
プロトンとペトロナスは1996年にエンジンの共同開発を開始。2010年にペトロナスはエンジン開発から撤退することを決定していた。