9月のヒュンダイ中国新車販売、15%増…日本車の顧客がシフトか

自動車 ビジネス 海外マーケット
ヒュンダイ エラントラ中国仕様(北京モーターショー12)
  • ヒュンダイ エラントラ中国仕様(北京モーターショー12)

トヨタ、日産、ホンダなど、日本の自動車メーカーが9月の中国での新車販売を大きく減少させる中、市場シェアを拡大したメーカーがある。韓国のヒュンダイモーターだ。

韓国ヒュンダイモーターの中国法人が10月5日に行った発表によると、9月のヒュンダイの中国新車販売台数は8万4188台。前年同月比は15%増と、2桁の伸びを示した。

ヒュンダイの15%の伸び率は、トヨタの48.9%減、日産の35.3%減、ホンダの40.5%減と比較して、対照的。ヒュンダイは9月販売が大きく伸びた理由を明らかにしていないが、日中間の尖閣諸島の領有権問題に起因した中国での日本車不買の動きにより、韓国車に顧客が流れたと見ることができる。

ヒュンダイは北京汽車と中国合弁、北京現代を設立。中国で小型セダンの『エラントラ』をはじめ、中型セダンの『ソナタ』などを販売している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集