帝国データバンクは2012年度上半期(4〜9月)の全国企業倒産集計を発表した。それによると倒産件数は前年同期比5.0%減の5439件となり、3年連続で減少した。
負債総額も同9.4%減の1兆7076億円と、過去10年で最小を記録し、2年連続で減少した。
業種別に見ると、卸売業と不動産業を除く5業種が前年を下回り、なかでも建設業(11.6%減)と製造業(10.5%減)がともに前年同期比2ケタの大幅減少となった。
倒産の主因別では販売不振などの「不況型倒産」の合計は4595件で、構成比は84.5%となり、前年同期を0.1ポイント下回ったものの、前期を1.1ポイント上回り、8期連続で80%台の高水準となった。