日産自動車は7月16日、横浜市で報道関係者向けに新型『ノート』のワールドプレミア・イベントを開いた。
出席した志賀俊之COOは、日本での年間販売計画は12万台とし、ライバルのホンダ『フィット』やトヨタ自動車の『ヴィッツ』と、互角に戦えるコンパクトカーに育成していく構えを示した。
日本などでは、ノートより上級に位置づけてきた『ティーダ』と統合して、幅広い顧客の獲得を目指す。志賀COOは、「広く、上質なインテリアに仕上げることができた。日本の最上級グレードとして設定する『メダリスト』は、ティーダのお客様にも評価いただける」と、語った。
メダリストは、かつて上級セダンの『ローレル』にも設定したグレード。志賀COOは記者団に「メダリストと聞いてピンと来るのは50代以上の人かもしれないが、日産にとっては上質というメッセージです」と話しながら、往年のグレードネームの復活に期待をかけていた。