ドイツ自動車大手のフォルクスワーゲングループは4日、ドイツのスポーツカーメーカー、ポルシェの自動車部門を8月1日に完全子会社化し、経営統合すると発表した。
フォルクスワーゲングループは2009年12月、ポルシェの自動車部門の株式の49.9%を取得。フォルクスワーゲングループの今回の発表によると、ポルシェの自動車部門の未保有分の株式50.1%について、フォルクスワーゲングループが44億6000万ユーロ(約4460億円)で取得する。
フォルクスワーゲングループのマルティン・ヴィンターコルンCEOは、「プレミアム車のセグメントにおいて、新たな成長の機会が得られる。フォルクスワーゲンとポルシェの関係は、さらに強固なものになる」と述べた。
フォルクスワーゲングループは2018年までに、世界新車販売台数や収益性でトヨタやGMを抜いて、世界一の自動車メーカーになることを目指している。ポルシェとの経営統合により、この目標達成に向けた動きを加速させる。