タカラトミーは「東京おもちゃショー2012」に乾電池を使わないリモートコントロールカー「イーダッシュ」を出品、7月19日から全国で発売する。
「東日本大震災以降、電力不足による節電意識の高まりから、乾電池を使わないでいつでもどこでも場所を選ばずに遊ぶことができる手動発電型のおもちゃを開発できないか、と企画したのが始まりでした」と同社関係者は説明する。
イーダッシュはまず、コントローラーの裏側に収納してある充電用コードを車体後方部にある充電コネクターに差し込む。そして、コントローラーのハンドルをぐるぐる回すと、内部の発電機が作動し、車体に充電する仕組みになっている。
次ぎに、充電用コードを抜いたコントローラーの頭部を車に向けてハンドルを再び回すと、コントローラーが発電して赤外線が発信され、車がそれを受信して動くのだ。「1回約60秒間の充電で約90秒車が動きます。ハンドルを前に回すと前進し、後ろに回すと後進するようになっていて、速く回すと速く車が走ります」と同社関係者。
このようなリモコンカーは日本で初めてで、タカラトミーでは非常に期待しているそうだ。車種も『リーフ』『CR-Z』『プリウス』『フィットハイブリッド』の4車種で、環境に優しい車を使っている。価格は4179円で、年間販売目標は12万台。同社関係者は「実車よりも売っていきたい」と話していた。