インド新車市場でトップシェアを誇るスズキのインド子会社、マルチスズキは2日、インドに四輪車の新工場を建設すると発表した。
新工場は、インド西部のグジャラート州に建設されるもの。マルチスズキは400億ルピー(約560億円)を投資して、新工場を建設。2016年までに稼働する予定で、年産能力は25万台を想定する。
新工場が稼働する2016年には、スズキのインド現地生産能力は200万台へ拡大する計画。またマルチスズキは、段階的に生産能力の拡大も検討している。
マルチスズキの2011年度(2011年4月から2012年3月)の新車販売台数は、113万3695台。2010年度実績に対して10.8%減と、2000年度以来、11年ぶりに前年実績を割り込んだ。マルチスズキは新工場の建設によって、需要増を目指す。