川崎重工は、中国における二輪車の製造・販売に関して、ロンシン社と事業提携することで合意、1日、提携基本合意書に調印した。
今回の基本合意は、同社が開発するカワサキブランドの二輪車を、両社が出資する製造合弁会社と販売合弁会社を通じて中国市場に提供することが目的。
ロンシン社は、二輪車産業が集中する重慶市に位置し、輸出を合わせた二輪車生産台数で中国トップクラスの規模を有している。
世界最大の二輪車市場である中国は、近年の経済発展に伴い、顧客の趣味・嗜好が多様化しつつあり、川崎重工がターゲットとする「二輪車をレジャーとして楽しむ顧客層」の増加が見込まれている。同社はロンシン社の中国国内販売ネットワークとコスト競争力を活用し、高品質・高付加価値のカワサキブランド二輪車を幅広く提供していく。