フォードモーターは8日、北米の複数の工場で夏季休暇を短縮し、生産台数を増やすと発表した。
対象となるのは、組み立て工場がシカゴ、ディアボーン、ケンタッキー、ルイーズビル、ミシガン、カンザスシティの6拠点。エンジンや車体プレスの工場が、ディアボーン、シカゴ、クリーブランドなど7拠点。合計で13の工場だ。
各工場では、当初予定していた2週間の夏季休暇を、1週間へ短縮。これにより、4万台の増産が可能になり、需要増に対応する。
今回の増産により、各工場の2012年の年産合計台数は40万台へ拡大。フォードモーターのジム・テトロー副社長は、「北米の工場の多くが、フル稼働状態。4月だけでも、3工場に追加シフトを導入する」と語っている。