ポルシェの子会社であるポルシェ エンジニアリンググループは、南イタリアのアプリアにある車両性能試験施設、ナルド・テクニカルセンターを2012年5月にプロトティーポから買収すると発表した。
同グループは、80年以上にわたってエンジニアリングサービスを提供。今回の買収で、試験環境を充実させるだけでなく、ナルド・テクニカルセンターを利用してクライアントが各種試験やトライアルを実施できるようにする意向。
700ヘクタール以上の敷地面積を誇るテスト施設には、1周6.2kmのハンドリングサーキットと1周12.5kmのオーバルコース、様々な路面状況や気象状況をシュミレーションできる設備を持つ。
ポルシェの社長兼CEO、マティアス・ミューラーは今回の買収について、「ナルドの試験施設は車両の高速性能とハンドリング性能をテストでき、ヴァイザッハにあるポルシェの施設を理想的な形で補完する」とコメントした。