フォルクスワーゲンは3月29日、モータースポーツ部門のトップにヨースト・カピト氏を起用する新人事を発表した。同氏は、5月1日に着任する。
ヨースト・カピト氏は現在、53歳。1984年にBMWに入社し、高性能エンジンの開発を担当。1989年にはポルシェに転職し、「カレラカップ」の立ち上げに尽力。その後、ポルシェのモータースポーツ活動を統括する立場に昇格した。
また同氏は1996年から、ザウバー・ペトロナス・エンジニアリングのエグゼクティブを務め、1998年からはザウバー・レッドブルF1チームのCOOに就任。2001年にはフォードモーターに転じ、同社の高性能車の開発やモータースポーツ活動を統括していた。
なお、ヨースト・カピト氏の着任に伴い、これまでフォルクスワーゲンのモータースポーツ部門を率いてきたクリス・ニッセン氏は顧問に就任する予定だ。