フェラーリ・ジャパンは3月16~18日に、アジア最大のフェラーリのイベントである、『フェラーリ・レーシング・デイズ鈴鹿2012』を開催した。
フェラーリ・アジアパシフィックプレジデント&CEOのハーバート・アプルロス氏がいみじくも語ったように、フェラーリワールドが日本に上陸したかのようであった。車両600台以上、2万1700人以上のオーナーやファンが詰めかけた。
イベントでは、日本初開催の“フェラーリ・チャレンジ・トロフェオ・ピレリ・アジアパシフィック”や、F1マシンが走行する“F1クリエンティ”、また、サーキット走行専用車『FXX』や、世界初走行および日本初披露となる『599XX』が走る“XXプログラム”などのサーキットイベントから、“コンクール・デレガンスbyウブロ”といった展示イベントまで、幅広いフェラーリの世界を楽しめるよう趣向が凝らされていた。
また、このイベントのために元F1パイロットのミカ・サロ氏は、オーストラリアGP行きを取りやめ来日した。「日本は自分にとって非常に重要な地です。90年代に日本に来て、4年ほど日本で過ごしたこともありますし、妻は日本人です。また、日本でよい成績を上げることもできました」とコメント。
「普段、テレビなどでF1のレポートなどをしていますが、やはりテレビに出るよりも、レーサーとしてレースに参加したい、自分はドライバーなのだと思っています」と語り、“フェラーリ・チャレンジ・トロフェオ・ピレリ・アジアパシフィック”にゲスト参戦。他のドライバーたちと『458チャレンジ』で鈴鹿サーキットを駆け巡った。サロ氏のF1デビュー、およびラストランは鈴鹿サーキットであった。