マツダの山内孝社長は15日都内で会見し、2月16日に国内で販売を開始した新型SUV『CX-5』の納期に関して2か月から3か月かかるとの見通しを示した。
山内社長は14日時点の国内累計受注が8000台と月販目標の8倍に達したことを明らかにした上で、「想像以上の受注量で、現在納車まで約2か月から3か月お待ち頂いているが、一刻も早くお届けできるよう納期短縮に向けて最大限努力する」と述べた。
会見後、山内社長は納期短縮について「稼働延長ができるか、能力増強をどうするかということを5月の連休や8月の連休で手を打っていこうと考えている」と説明した。
また国内での受注状況に関しては「幅広い年齢の方からご注文を頂いているが、約50%以上が30代、40代以上のお客様。革新的なデザイン、長距離運転に適した航続距離、すべてのSUVの中でトップの燃費などがお買い上げの決め手になっていると聞いている」と語った。
一方、海外での受注についても「ロシアでは発売1か月ですでに年間販売目標のほぼ半分にあたる5000台以上、オランダでも発売後2週間で年間販売目標の半分の1000台のオーダーを記録し、これはオランダにおけるSUVセグメントシェアの15%にあたる」という。