使用済みエアコンからレアアース磁石を回収…三菱電機が自動解体装置を開発

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三菱電機は8日、使用済みルームエアコンのレアアース磁石(ネオジム磁石)を回収する自動解体装置を開発したと発表。同社子会社でプラスチックリサイクル事業を展開するグリーンサイクルシステムズ(GCS)が4月から稼働する。

今回開発した自動解体装置は、使用済みルームエアコンの圧縮機ローター(回転子)に含まれるレアアース磁石を単体分離できる状態まで自動解体できるもの。

現在生産している多くのルームエアコン用圧縮機には省エネ性能を高めるため、レアアース磁石が使用されているが、これらネオジム・ディスプロシウムなどのレアアースは、調達先の9割以上を占める中国が輸出規制をしているため、調達が厳しくなっている。

貴重な資源であるレアアースを有効利用するため、GCSでは、磁石メーカーと共同で国内でリサイクルできる体制も構築していく。

《レスポンス編集部》

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