BMWグループは、米国サウスカロライナ州のスパータンバーグ工場へ2014年までの向こう3年間に、9億ドル(約690億円)を追加投資すると発表した。
今回の追加投資は、『X3』『X5』『X6』など、BMWのSUV、「Xシリーズ」の販売好調を受けたもの。2008年から2010年までの3年間に、新型X3の生産開始準備として同工場へ7億5000万ドル(約575億円)を投資したBMWグループが、さらなるXシリーズの増産を目指して投資に踏み切る。
2011年、スパータンバーグ工場では前年比73%増の27万6065台がラインオフ。その7割以上が、世界130以上の市場へ出荷された。主力はX3で、前年比156%増の11万7944台を世界各国で売り上げた。
同工場では、X3の累計生産台数が200万台に到達したばかり。BMWグループのフランク=ペーター・アーント取締役は、「工場の拡張工事が完成する2014年、生産能力は年間35万台へ拡大するだろう」と述べている。