ビー・エム・ダブリュー(BMWジャパン)は、二輪車のBMW『S1000RR』をフルモデルチェンジして2月10日から発売すると発表した。
ニューS1000RRは、先代モデルに磨きをかけ、精度の高いライディングと敏捷性、よりパワフルな出力特性、より高感度のレスポンスの実現を目的に数々のディテールの最適化を図った。
具体的にはスロットル特性を調整し、全体的なレスポンスを改善、スロットル・グリップの開度が狭められ、より小さな力で操作できるようになった。サスペンションの変更により、ライディング・ダイナミクスを向上、倒立フォークとスプリング・ストラットの内部構造を一新し、快適性重視からパフォーマンスを発揮した走りまでをカバーするより幅広いダンピング調整が可能となっている。
また、ステアリング・ヘッド角、オフセット、スイング・アームのピボット位置、フォークの突き出し量、サスペンション・ストラット長を一新し、サスペンションのジオメトリーを見直した結果、ハンドリング性能、ステアリング精度、フィードバックの向上を図った。メイン・フレームも変更し、インテーク・エア・ガイドからステアリング・ヘッドまでの断面積を拡大することでエア・フロー効率が向上した。
さらに、視認性を向上させるため、エンジン回転数ディスプレイのデザインを変更したほか、ディスプレイにディマー機能を追加し「現在のベスト・ラップ」や、必要に応じて設定速度を超えた時の「速度警告」を表示することが可能。
左右非対称のサイド・パネルもそれぞれ変更し、よりアグレッシブでスポーティなデザインとした。パネル上部に装着するウイングレットは、外観上の特徴であると同時に、空力特性も向上する。
スポーティでダイナミクスを表現するサファイア・ブラック・メタリックとBMW Motorradモータースポーツ・カラーも選択可能。
価格はアクティブ・ラインが169万円。