首都高速道路は5日、横浜市内で工事中の、横浜環状北線のトンネル工事現場を報道陣に公開した。“きたせん”は第三京浜道路との港北ジャンクションと、首都高横羽線生麦ジャンクションとを結ぶ約8.2km。うちトンネル部が約5.9kmで、さらにそのうち約5.5kmがシールド工法となっている。
トンネルは1kmほど掘進しており、5日は外回りの新横浜出入口東方の地下区間、新横浜シールドマシン発進立坑から鶴見川を過ぎたあたりの切羽までを往復見学した。地上でいうと港北区北新横浜2丁目南側の鶴見川沿い、対岸に日産スタジアムを臨むあたりだ。
トンネル工事も電気を使うもので、一番電気を使うのが土を掘り進むシールドマシンだ。7月から8月末、9月上旬ごろまではシールドマシンを停止して節電(ピークカット)に対応する。段取りを前後するので、2016年度とされる完成予定に影響はないという。