海江田万里経産相は8日の閣議後会見で、東京電力が行う会見に取締役が姿を見せないことについて、「遺憾なこと」と、述べた。「社長も復帰されたわけですから、お話をされるべき。その意向は伝えた」と、話した。
東電の取締役は、清水正孝社長は3月13日に会見を行って以降、姿を見せない。清水社長の入院を受けて、政府との統合連絡本部副本部長に就任した勝俣恒久会長は30日に顔を見せただけ。原発事故対策を担当する武藤栄副社長は、31日の会見が最後。
計画停電について毎日会見を実施した藤本孝副社長も姿を消す。今後、計画停電を実施しないという方向が決まったことを理由に、8日の会見を最後に定期的な会見を取り止めた。