今年の新人はこだわり草食、管理職はラディカル肉食

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4つのタイプ分類の定義 4つのタイプ分類の定義
  • 4つのタイプ分類の定義 4つのタイプ分類の定義
  • 若手ビジネスパーソンのタイプ割合、管理職のタイプ割合 若手ビジネスパーソンのタイプ割合、管理職のタイプ割合

 リクルートマネジメントソリューションズは2日、『新人・若手の意識と成長に関する調査2010』を発表した。最近の新入社員・若手社員の行動特性、志向・価値観の実態を把握、タイプ分類することを目的に調査は実施された。

 対象は、従業員500名以上の企業に所属する最終学歴大卒以上のホワイトカラー総合職社員1,300名。内訳は、入社1年目(新人)500名、入社4年目(若手)300名、入社7年目(中堅)300名、管理職(2010年入社新入社員のマネジメント経験有)200名。同調査報告は、一部では年次別に、二部ではタイプ別に特徴を分類したものとなっている。

 まず傾向調査では、「新人」(1年目)の過半数は管理職志向があり、7割強が働く上での将来の見通しに希望をもっていた。いずれも「若手」(4年目)よりも2割、「中堅」(7年目)より1割ほど多い。若手ビジネスパーソンのうち海外志向があるのは3人に1人。希望者の過半数が3~5年の期間、先進国に赴任したいと望んでいることが明らかとなった。若手ビジネスパーソンのうち7割が終身雇用を支持しているが、自分自身が今の会社に定年まで勤める意思があるのは4割弱にとどまった。上司の関わりに満足しているのは半数弱、4分の1近くは「上司に話しかけづらい」と思っている一方で、上司には「信頼して仕事を任せてほしい」と思っていることも判明した。

 さらに、志向・価値観の特徴によって「こだわり草食」「しなやか草食」「コンサバ肉食」「ラディカル肉食」の4タイプに分類を行った。まず「草食タイプ」は“リスクを回避し現状を維持したい。周囲との調和を好み、他者の反応に対して敏感”とし、『こだわり草食』タイプは現実的で、背伸びをしたり夢を見たりするほうではない人、『しなやか草食』タイプは多様なものの見方を好み、また、新たな出会いや未知の経験をしていきたいと考える人とした。一方「肉食タイプ」は“リスクを恐れず挑戦したい。周囲に影響力を発揮することに価値を置き、人の目はあまり気にしない”とし、『コンサバ肉食』タイプは自分に自信があり、自分で決めたことには意志をもって取り組む人、『ラディカル肉食』タイプは自分にはたいていのことをやり遂げる力があると信じ、高い目標を掲げる人と分類している。

 そして、「草食:肉食」の比率は、新人・若手・中堅は6:4~7:3、管理職では3:7となり、「新人・若手・中堅は草食傾向、管理職は肉食傾向」といった傾向を示す結果になっている。

今年の新人vs管理職は、「こだわり草食」vs「ラディカル肉食」濃厚……リクルートMS調べ

《冨岡晶@RBB TODAY》

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