ヒュンダイは19日、同社としては初となるロシアでの生産を開始した。
同社のロシア工場は、レニングラード州の州都、サンクトペテルブルクに立地。すでに、トヨタや日産もサンクトペテルブルクに工場を構えており、ヒュンダイも、同社6番目の海外生産拠点として、サンクトペテルブルクを選んだ。
ヒュンダイのロシア生産車種は、『ソラリス』。小型の4ドアセダンで、ロシアの気候や道路事情に合わせて開発された。160mmに引き上げられたグランドクリアランス、4.0リットルと大容量のウォッシャー、寒冷地向けバッテリーなどが特徴だ。
ソラリスの2011年の年産目標は、10万5000台。フル生産に移行すれば、年産15万台のキャパシティを持つ。ヒュンダイモーターマニュファクチャリングロシアのGui-Il Chun常務は、「我々はロシアの顧客に、最高の商品をお届する」と、巨大なロシア市場攻略に自信をのぞかせている。