ホンダは16日、インドの二輪車生産・販売合弁会社ヒーローホンダの発行済み株式26%分すべてを売却すると発表した。売却先はヒーローホンダの合弁パートナー。
ホンダは、ヒーローホンダが現在の商品の製造・販売・サービスを継続できるライセンス契約を新たに締結。今後、ヒーローホンダの社名は変更され、ブランド名も随時切り替えられる予定。さらに、新しいブランドで今後、生産・販売する新商品のライセンスも併せてホンダから供与するとしている。
同日、ヒーローホンダのブリジモハン・ラル・ムンジャル会長、パーワン・ムンジャル社長、パートナー代表のスニール・カント・ムンジャル氏、ホンダのアジア・大洋州本部長池史彦常務取締役が出席し、ニューデリーにて合同記者会見をおこなった。
ヒーローホンダは、インド国内二輪市場の開拓を目的とし、1984年にヒーローグループを中心としたパートナーが26%出資、ホンダが26%出資の二輪車生産・販売の合弁会社として設立され、1985年に操業を開始した。2009年は約432万台(前年比123%)をインド国内で販売、インドの二輪車ナンバーワンブランドに成長している。