三菱電機は、スペインの鉄道車両メーカーCAFからメキシコ地下鉄12号線向け鉄道車両用電機品を受注したと発表した。受注総額は約27億円。
メキシコシティー市公共交通局は、鉄道輸送効率の向上と道路渋滞の緩和を目的に、既設の4路線と交差しながらメキシコ市南部を東西に横断する新路線12号線を整備している。
今回、この12号線向け新造車両210両を製造するCAFからVVVFインバーター推進制御装置などの車両用電機品を受注した。今回採用された電機品は、使用エネルギーを削減が図れる回生ブレーキ機能も含んでいる。2011年から2012年にかけて順次出荷する予定。
今回受注した車両用電機品の一部は、メキシコにある同社子会社のミツビシ・エレクトリック・デ・メキシコも製造する。