警官ひき逃げの男、事故当時に覚せい剤を使用か

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今年10月に京都府亀岡市内の国道9号でパトロール中の警官をひき逃げし、重傷を負わせたとして、京都府警は15日、南丹市内に在住する20歳の男を危険運転致傷や道路交通法違反容疑で逮捕した。覚せい剤の使用発覚を恐れて逃走したとみられている。

京都府警・亀岡署によると、問題の事故は2010年10月17日午後10時45分ごろ発生している。亀岡市大井町並河3丁目付近の国道9号で、同署地域課に所属する25歳の男性巡査が運転するバイクが信号待ちのために停車したところ、後ろから進行してきたワゴン車が追突した。

バイクは転倒し、巡査は頭部強打の重傷を負ったが、クルマはそのまま前方の交差点を左折して逃走。警察は重傷ひき逃げ事件として捜査を開始した。

容疑車両はこの直後に別の交通事故も起こし、運転していた若い男はその場に車両を放置して逃走。警察ではクルマの所有者から事情を聞いていたが、家族である20歳の男が事故当時に運転していたことがわかった。

このため、警察はこの男から事情を聞いていたところ、男が大麻を所持するとともに、覚せい剤を使用していたことが判明。大麻取締法違反(所持)と覚せい剤取締法違反(使用)容疑で逮捕し、ひき逃げ容疑についても追及していたところ、「覚せい剤の使用発覚を恐れて逃げた」などと供述したことから、15日までに危険運転致傷やひき逃げの容疑で逮捕している。

《石田真一》

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