富士重工業が発表した2010年9月中間決算は、経常利益が588億円となった。前年同期は118億円の赤字で約700億円改善した。
売上高は、為替換算によるマイナス影響はあったものの、国内、海外ともに新車販売が好調に推移し、前年同期比26.5%増の8040億円と大幅増収となった。
国内の売上げ台数は、先進の安全システム「アイサイト」を搭載する『レガシィ』、『インプレッサ』や『サンバー』などが好調に推移し、同11.5%増の8万9000台となった。海外売上げ台数は、レガシィ効果で北米、中国、欧州とほぼ全地域で好調に推移、同48.6%増の24万3000台となった。国内・海外の合計は同36.4%増の33万1000台となった。
収益では、売上げが好調に推移したほか、原価低減などの効果もあって営業利益は573億円の黒字に転換した。当期純利益は446億円となった。当期純利益が黒字化したのは4期ぶり。