コマツは、今年6月にロシアのヤロスラブリに竣工したロシア工場で、積載重量91tの大型ダンプトラック『HD785』を生産することを決定した。
コマツのロシア子会社のコマツロシア製造は、溶接から組立まで一貫した生産ラインを設置、現在は油圧ショベルを生産している。
ロシアは、天然資源が豊富で、今後開発が本格化する見通しなため、鉱山向けダンプトラックの中長期的な需要が増えると判断、大型ダンプトラックHD785を新たに生産する。主要部品は、当面日本から調達し、溶接、塗装、組立をロシア工場で行う。今後、段階的に部品の現地調達比率を高めていく予定。
生産は2011年度下期を目処に開始し、市場の拡大に応じて、順次大型ダンプトラックの製品ラインナップを拡大していく。コマツロシア製造で生産するダンプトラックはCIS地域に供給する。