PSA(プジョーシトロエン)と中国長安汽車グループは9日、折半出資による合弁会社を中国に設立する契約を締結した。
合弁会社は深センに本拠を置き、工場には2ラインを設ける。最大で年間20万台の乗用車&小型商用車と、20万基のエンジンを生産。研究開発の拠点となるR&Dセンターも開設する計画だ。
2012年後半、最初にラインオフするのは、シトロエン『DS』シリーズとなる予定。その後、プジョーや長安汽車ブランド車の生産もスタートさせる。
両社の初期投資額は、84億元(約1100億円)。PSAは2020年までに、中国での年間販売台数を200万台に引き上げ、10%のシェアを取ると宣言しており、この合弁会社が目標達成に大きな役割を担う。