ダッジ バイパー、ワンメークレース開幕…生産台数倍増の人気

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クライスラーグループは10~11日、ダッジ『バイパー』のワンメークレース、「ダッジバイパーカップ」の第1~2戦を、米国バージニア州で開催した。

バイパーは1日、最終モデルがラインオフして生産を終了したが、ダッジバイパーカップは、レース専用車の「ACR-X」を使用して行うワンメークレースだ。

ACR-Xは、2009年12月に発表。公道走行ができないレース専用車で、8.4リットルV型10気筒エンジンは、専用ヘッド&エグゾースト採用などのチューニングを受け、40ps、6.2kgmパワーアップ。歴代バイパー最強の最大出力640ps、最大トルク83.7kgmを引き出す。

サスペンションも専用チューン。エアロダイナミクス性能も引き上げられ、スタビリティや高速コーナリング中のグリップ向上を果たした。ロールケージやバケットシートも装備。軽量化も図られ、標準車と比較して73kgのウェイトダウンに成功している。価格は、1台11万ドル(約980万円)だ。

バイパーカップ開幕戦と第2戦は10~11日、バージニア国際レースウェイで開催。初戦は、今年のルマン24時間レースに参戦したBMW『M3』の「アートカー」を思わせるマシンに乗るベン・キーティング選手が優勝。第2戦は、第1戦で驚異の10台抜きを演じたリアン・シュミック選手が制した。

クライスラーは、予想を上回るレースへのエントリーがあったことを受け、バイパーACR-Xの生産台数を25台から50台へ倍増することを決定。市販モデルの生産は終了したバイパーだが、ワンメークレースは盛り上がりを見せている。

《森脇稔》

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