三菱ふそうトラック・バスは8日、大型トラック「ふそう」の後々軸アクスルハウジングに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、2000年9月14日 - 02年11月13日に製作された868台。
後2軸大型トラックの後々軸(非駆動輪)アクスルハウジングの溶接が不適切なため、溶接部に亀裂が生じ、アクスルハウジングが折損してブレーキの加熱やタイヤとフレームの接触が生じて火災に至るおそれがある。
全車両、アクスルハウジングの製造番号を確認し、該当するものは内側溶接部の点検を行い、不具合の認められるものは良品と交換する。
不具合発生件数は1件で、市場からの情報で発見した。事故は起きていない。
なお、本件は09年12月17日付でリコール届出を行っていたものだが、対象車両の選定に一部誤りがあったため、対象を追加したもの。