フィアットグループは21日、イタリア・ミラノにおいて中期経営計画を発表した。同グループのセルジオ・マルキオーネCEOは、「2014年までに、マセラティにエントリーモデルを設定する」とアナウンスした。
現行マセラティのラインナップは、大きく分けて4ドアセダンの『クアトロポルテ』と、2ドアクーペ&カブリオレの『グラントゥーリズモ』の2シリーズ。この下に位置するエントリーモデルを開発中だ。
マセラティによると、この新型車は4ドアセダンで、欧州での価格帯は5万5000 - 7万ユーロ(約685万 - 870万円)を想定。メルセデスベンツ『Eクラス』、BMW『5シリーズ』、アウディ『A6』、ジャガー『XF』などが属する、欧州Eセグメントに投入されるという。
また、マセラティは現行クアトロポルテ後継車の開発プランも公表。次期型は現行よりも価格帯を若干下げ、メルセデスベンツ『Sクラス』やBMW『7シリーズ』と、真っ向から競合するモデルになるとのことだ。
2014年までに登場するマセラティのエントリーシリーズ。Eクラスや5シリーズの顧客層にとっては、新たな選択肢となりそうだ。