パノスの新型スポーツカー、アブルッツィ…コルベットがライバル

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米国の自動車メーカー、パノス(PANOZ)オートは、6月にフランスで行われるルマン24時間耐久レースにおいて、新型スポーツカー『アブルッツィ』を公開する。

パノスオートは1989年、ダニエル・パノス氏が米国に設立したスポーツカーメーカーで、1997年にレース専用車の「エスペラントGTR-1」を発表。ルマン24時間レースに3台がエントリーし、その名が知れ渡った。

エスペラントGTR-1は、フロントミッドシップにフォード製V型8気筒エンジンを搭載。超ロングノーズは、レーシングカーとしては異例のFRレイアウト採用の結果だ。1998年のルマン24時間では、初の入賞という快挙。1999年にはオープン仕様の「パノスLMPロードスター」に進化し、その年のルマンには、日本のチームドラゴンから、日本人ドライバーで固めた2台が出走している。

パノスオートは2000年、ルマンのノウハウを生かしたロードゴーイングGT、『エスペラント』をリリースしてスポーツカー市場に参入。今回公表されたアブルッツィは、その後継モデルの位置づけだ。

アブルッツィとは、イタリアの州名に由来したネーミング。その詳細は公表されていないが、パノスが公開したイラストからは、アグレッシブなデザインのFRスポーツフォルムが確認できる。

新型アブルッツィは6月、パノスにとっては縁深いルマン24時間耐久レースの舞台、フランス・サルトサーキットで実車を披露。ライバルはズバリ、シボレー『コルベット』だ。

《森脇稔》

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