【ジュネーブモーターショー10】VW ポロGTI…ツインチャージャーは180ps

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VW ポロGTI
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フォルクスワーゲンは2日、ジュネーブモーターショーにおいて、『ポロGTI』を正式発表した。3ドアと5ドアが用意され、欧州では今夏、販売がスタートする予定だ。

エンジンは、直噴1.4リットル直列4気筒「TSI」。3000rpmから下の領域ではスーパーチャージャー、上の領域ではターボチャージャーで過給する「ツインチャージャー」だ。2.5リットル自然吸気エンジン並みのトルクと、優れた燃費を両立するダウンサイジングユニットである。

ツインチャージャーといえば、日本では先代『ゴルフGT』に初搭載され、一躍注目を集めた。ポロGTIはさらにパワフルになっており、最大出力180ps/6200rpm、最大トルク25.4kgm/2000rpmを発生する。先代ゴルフGTよりも10ps、0.9kgm強化された心臓部は、セアト『イビーサ』のスポーツグレード、「クプラ」と基本的に共通だ。

トランスミッションは、パドルシフト付きの7速「DSG」。車両重量は1184kgと軽量に仕上げられ、0 - 100km/h加速6.9秒、最高速228km/hという、クラストップレベルの動力性能を実現する。それでいて、欧州複合モード燃費は16.64km/リットル、CO2排出量は139g/kmと環境性能も優秀だ。

足回りは、車高が15mmダウンする専用スポーツサスペンションを採用。電子制御クロスアクスルトラクションコントロールの「XDS」、ESPに組み込まれる電子制御LSDの「EDL」などにより、高いトラクション性能とハンドリング性能を追求した。

内外装は、GTI流儀のモディファイ。専用バンパー、赤いラインを配したハニカムメッシュグリル、サイドシルエクステンション、ディフューザー、クロームエグゾーストなどが装備される。17インチのアルミホイールは、『ゴルフGTI』と共通デザインで、赤いブレーキキャリパーがスポーツ性をアピール。室内は、赤ステッチ入りのフラットボトムステアリングホイール、タータンチェックのスポーツシート、アルミペダルなどが、GTIの世界を表現している。

《森脇稔》

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