VW トゥアレグ 新型、初のハイブリッド設定…2月10日デビュー

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トゥアレグハイブリッド(現行型ベースのプロトタイプ)
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フォルクスワーゲンは8日、新型『トゥアレグ』を10日にドイツ・ミュンヘンで公開すると発表した。フォルクスワーゲンの市販車としては、初のハイブリッドが用意される。

トゥアレグは、2002年に発表。ポルシェと共同開発されたSUVで、ポルシェ版が『カイエン』である。2006年に登場したアウディ『Q7』も、トゥアレグの兄弟車。3車の生産は、フォルクスワーゲンのスロバキア工場が担当している。

2代目トゥアレグは、さらにプレステージ性を引き上げてデビューするが、注目がハイブリッドの初設定だ。フォルクスワーゲンは2009年2月、現行トゥアレグをベースにした『トゥアレグ V6TSIハイブリッド』のプロトタイプを披露。このハイブリッドシステムが、次期トゥアレグに採用される。

エンジンは、アウディ『S4』用の3.0リットル直噴V6スーパーチャージャー。エンジン単体では最大出力333ps、最大トルク44.9kgとS4と同じスペックを発揮する。モーターは最大出力52ps、最大トルク30.6kgm。発進時は50km/hまでモーター単独での走行が可能で、フル加速時にはエンジンをアシストする。

エンジンとモーターのトータル出力は374ps、59.1kgmと強力そのもの。0-100km/h加速は6.8秒と、SUVとしては異例の俊足ぶりだ。それでいて、欧州複合モード燃費は11.1km/リットルを実現。CO2排出量も210g/km以下で、排出ガス性能はユーロ5と米国のULEV2に適合している。アイドリングストップ機能や回生ブレーキ、EV走行モードも導入。フォルクスワーゲンによると、燃費はガソリンV6のトゥアレグよりも、25%以上改善されるという。

新型トゥアレグのハイブリッドは、年内に市販予定。ポルシェ『カイエン』『パナメーラ』、アウディ『Q7』にも、同様のハイブリッド仕様が投入される見込みだ。

《森脇稔》

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