パナソニック電工は18日、ファクトリーオートメーション(FA)機器事業を連結子会社のSUNXに移管することで基本合意したと発表した。
FA市場を取り巻く環境は、世界同時不況による設備投資抑制の影響から厳しい状況が続いており、こうした環境下、FAトータルでのソリューション提案が重要になるとともに、成長著しい中国をはじめとしたグローバル展開やFA機器以外の事業の拡大を図ることが必要。
パナソニック電工のFA機器事業とSUNXが一体となることで、機動的、柔軟に対応できる組織構造に転換し、両社強みのセンシングとコントロール技術の融合によるシナジー効果を追求して、新事業領域への展開を図る。
パナソニック電工はFA事業を分社化して2010年6月にSUNXに移管する。SUNXは事業移管で普通株式2127万6000株をパナソニック電工に割当てる。SUNXへのパナソニック電工の出資比率は69.7%となる。また、2010年10月1日付けでSUNXはパナソニック電工SUNXに社名を変更する。