公務中の警官がひき逃げ「たいしたケガじゃない」と

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15日夕方、香川県高松市内の国道11号で、道路沿いのガソリンスタンドから進出してきた公務中の警官が運転するバイクと、歩道の自転車が衝突する事故が起きた。警官のバイクは逃走。警察は16日に高松北署に所属する58歳の巡査部長を逮捕している。

香川県警・監察課によると、事故が起きたのは15日の午後6時45分ごろ。高松市春日町(N34.20.9.5/E134.5.32.3)付近の国道11号で、道路沿いのガソリンスタンドから進出してきたバイクと、歩道を進行していた自転車が出会い頭に衝突した。

自転車は転倒し、乗っていた54歳の女性は右ひざを剥離骨折するなどの重傷を負ったが、バイクに乗った男は「立てるのだし、たいしたケガじゃない」などと言い残して逃走した。

バイクのナンバーは目撃されており、通報を受けた駆けつけた高松北署員が照会したところ、同署地域課のバイク(公用車)と判明。このバイクを使っている駐在所勤務の58歳の巡査部長から事情を聞いたところ、ひき逃げ容疑を大筋で認めたことから、16日に自動車運転過失傷害と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕している。

事故当時、巡査部長は勤務中だったが、制服ではなく私服を着用していたようだ。警官とは名乗っておらず、警察を呼ぶことについても拒否したという。

《石田真一》

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