日本ピストンリングが10日に発表した2009年9月中間期の連結決算は、経常損益が18億8600万円の赤字に転落した。前年同期は約7億円の黒字だった。
売上高は前年同期比36.3%減の171億9500万円と大幅な減収となった。昨年から続く自動車生産の減産の影響で受注が低迷した。
収益では国内外の自動車減産の影響で営業損益は16億5400万円の赤字となった。当期損益は19億4300万円の赤字だった。
通期業績見通しは、受注が予想を上回る見通しとなったほか、諸経費の圧縮が計画を上回るため、売上高が同17.4%減の370億円、営業損益が13億円の赤字、経常損益が20億円の赤字、当期損益が26億円の赤字と上方修正した。