シトロエン 2CV 復活? で騒然

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シトロエンは3日、Faebook(フェイスブック)上のオフィシャルページで1枚の写真を公開した。

シルエットと大径ホイールのみが浮かび上がった姿で、解説は一切付されていない。だがこの写真を巡って、インターネット上では早くも「シトロエン『2CV』の再来ではないか?」との噂が飛び交っている。

丸みを帯びたボディ形状、強調されたフェンダーライン、フロントフードに刻まれたプレスライン、そしてテール形状などが、オリジナル2CVを想起させるためだろう。

いっぽう他サイトのコメントには、去る8月24日に詳細が発表された『DS3』に続くモデルとして予定されている『DS4』『DS5』ではないかとの冷静なものもある。ただし、ティザー写真のテール形状は、すでにフランスの自動車雑誌に掲載されているDS4、DS5予想イラストと異なるようだ。

いずれにしても時期的に、17日から一般公開されるフランクフルトモーターショーに先駆けたメーカーのティザーキャンペーンであろう。

「シトロエン2CV復活説」は、過去にもフランスのメディアで取り沙汰されたことがある。誕生60周年を翌年に控えた2007年のことだ。イタリアでは新型フィアット『500』が発売された年であったことから、欧州のシトロエニストの間ではそれなりに話題となったが、その後の憶測報道は途絶えた。

シトロエンは前述のDS3で、BMWのMINIが幅を効かす小型プレミアム市場に切り込む。従来の「C」シリーズは残すものの、欧州で「リーズナブルな車」というイメージが定着したシトロエンにとって一大チャレンジといえる。そうした流れの中、「2CV復活」はファッショナブルなプレミアムカーのひとつとして、けっして悪い手ではないかも。

《大矢アキオ Akio Lorenzo OYA》

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