宇宙一の安全技術…メルセデスベンツ ESF2009

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ダイムラーは10日、メルセデスベンツ『S400ハイブリッド』をベースに開発した安全実験車『ESF2009』を発表した。

「ESF」とは安全実験車を意味し、メルセデスベンツが現時点で考えうる最新安全技術を、すべて搭載したコンセプトカーである。その主な装備は、「プレセーフストラクチャー」「ブレーキングバッグ」「インタラクティブビークルコミュニケーション」「プレセーフパルス」「スポットライトライティングファンクション」だ。

プレセーフストラクチャーは、膨張式の新しいサイドインパクトビーム。通常はドア内にコンパクトに収まっているが、側面からの衝突を感知すると、ガスを瞬時に注入して膨張し、衝突安全性を高めるアイデアである。

ブレーキングバッグは、フロントバンパーにセンサーを設置。このセンサーが衝突を避けられないと判断した場合、緊急ブレーキをかけると同時にフロントアクスルとアンダーボディパネルの間にエアバッグが展開。車体を持ち上げて路面との摩擦により速度を下げ、衝撃を和らげる仕組みだ。

インタラクティブビークルコミュニケーションは、道路上のセンサーから事故や工事、気象情報を走行車両が受信。ドライバーに緊急車両の接近を自動的に知らせたり、ドライバーに緊急情報を見るよう促したりできるシステムである。

プレセーフパルスは、側面衝突時の安全性を高める装置。側面衝突を感知すると、シートサイド部分を動かして、衝撃を少なくする。

スポットライトライティングファンクションは、LEDヘッドランプにナイトビュー技術を合わせたもの。夜間走行時に歩行者の視認性を引き上げる装備だ。

他にもESF2009には、「ベルトバッグ」「サイドリフレクト」「プレセーフ360」「サイズアダプティブエアバッグ」「チャイルドカム」など、さまざまなハイテク安全装備が搭載されている。

衝撃吸収ボディ、ABS、エアバッグと、現在当たり前の安全装備を最初に実用化したメルセデスベンツ。その先進の安全装備の数々は、動画共有サイトで見ることができる。

《森脇稔》

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