デンソーと独ロバートボッシュは20日、2007年5月に設立したDPF(ディーゼル微粒子除去フィルター)の合弁会社アドバンスト・ディーゼル・パティキュレートフィルター(ポーランド・ヴロツワフ市)を解散することで合意したと発表した。
合弁会社では欧州の排出ガス規制「ユーロ5」でDPFの需要が拡大することを見込み設立したもので、2009年からコジェライト製のDPFを生産する計画だった。しかし昨年秋からの景気後退や欧州自動車市場の厳しさから合弁事業を進めることが困難であると判断した。
ポーランドのヴロツワフ市に建設中の建屋はボッシュが引き取る予定。